知人の職場には、人のアラ探しばかりする困った同僚がいたそうです。アラ探しに夢中になりすぎた結果、とうとうあることをやらかしてしまい──?。筆者の知人から聞いたエピソードをご紹介します。
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人のアラ探しばかりする困った人
以前勤めていた職場にAさんという女性がいたのですが、Aさんは人のアラ探しばかりする困った人でした。
ミスを見つけて事故を未然に防いでくれた、ということであればむしろ感謝するところなのですが、Aさんの場合、そういうことではありませんでした。
社内メールを数十通もチェックして誤字脱字を見つけたり、過去の書類を引っ張り出してミスがないか調べたりなど、「なんでそんなことしているの?」と、聞きたくなるようなことばかりしていたのです。
職場の人たちは、Aさんに声をかけられる度に「また何か言われるのか」とうんざりしていました。
さらにびっくりするのが、Aさんはアラ探しに夢中になりすぎて、本来の仕事をおろそかにしてしまうことが少なくないのです。
そのアラ探しに対する執着心は、異常なものに見えました。
うれしそうに大声でミスを指摘
ある日Aさんが、「Bさん、これ間違ってますよ!!」と周りの人に聞こえる大きな声で指摘したことがありました。
Bさんは、普段ほとんどミスをしない人です。そんなBさんのミスを見つけてなんだかうれしそうなAさん。あえて周りに聞こえるよう、大きな声で言っているように感じました。
それよりも
どや顔で『フンフン』と鼻息の音が聞こえてきそうな様子のAさん、それに対してBさんはとても冷静に淡々と話しだしました。
Bさん「Aさん、そもそもその仕事にかかわってないですよね? なぜその書類をAさんが持っているのかはわかりませんが、頼んでいないチェックはしてもらわなくていいです。
それよりも自分の仕事をやってもらえますか?」
Bさんの冷静かつ痛烈なひと言に、Aさんは「なんっ! わっ……」と言葉にならない様子でした。
自分のアラのほうが多すぎた
あとでわかったのですが、Aさんは自分に関係ない仕事の書類を勝手にコピーしてチェックしていたそうです。さらに驚いたのが、そもそもBさんはミスをしていませんでした。
必要もないのにここまでするなんて、Aさんのアラ探しに対する執着がもはや怖いと感じました。Bさんの言い方はきついかもしれないですが、『それよりも自分の仕事をやってくれ』というのは、もっともな意見だなと思いました。
まとめ
アラ探しへの執着心がすごいですね。そんなに人のミスばかり気にしていたら、仕事に集中できないのも当然。そこまで執着する理由が何なのかはわかりませんが、まずは自分の仕事で力を発揮してほしいですね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:橘るい