アユ釣り、当たりに期待 県内、きょうから順次解禁

 県内の各河川で7月1日からアユ漁が順次解禁される。県内水面漁業協同組合連合会によると、天然アユの遡上は平年よりやや早く、量は平年より少ないものの昨年よりは多い。放流量は平年並みの量という。

 同連合会が集計した県内15漁協の解禁日と稚アユの放流量は表の通り。7月1日の釣り解禁は10漁協で、5、7、15日と続く。

 放流量の全体合計は平年並みの9972キロ(6月18日現在)。河川別では最上小国川(小国川漁協)が4千キロと最も多く、次いで寒河江川(最上川第二漁協)が1225キロ、鮭川(最上漁協)が528キロとなっている。同連合会の担当者は「良質なアユが放流されている。期待してほしい」と話す。

 アユ釣りはおとりアユを用いた友釣りが主流だが、西置賜、最上川第二、丹生川、最上の各漁協管内ではルアー釣りが可能なエリアを設けている。最上川第二漁協は2022年からルアー釣りを解禁している。同漁協の担当者は「ルアー釣りは初心者も始めやすい。釣り愛好者が増えるとうれしい」と話した。ルールやエリアは各漁協への確認が必要。

 県は冷水病の発生を防ぐため、県外産おとりアユの持ち込み自粛も呼びかけている。

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