G大阪DF半田陸、町田戦で誹謗中傷被害「黒田剛監督のコメントみたい」の声も

半田陸 写真:Getty Images

ガンバ大阪所属DF半田陸は、6月30日に行われた明治安田J1リーグ第21節・町田ゼルビア戦で退場。今月3日にパリ五輪のU23日本代表メンバー発表を控える中、同選手のSNSアカウントが炎上しているほか、誹謗中傷コメントを巡る議論が白熱している。

半田は前半31分、町田所属MF平河悠と競り合った後にイエローカードを貰うと、同33分にはセカンドボールに目がけてスライディングしたところ、町田所属FW荒木駿太を倒す格好に。右足を上げながらのタックルであるだけに、主審は半田に2枚目のイエローカードを提示した。

数的不利での戦いを強いられたG大阪は、前半アディショナルタイムにロングスローからFWミッチェル・デュークのゴールで同点に追いつかれると、後半に2失点。FW坂本一彩やMFフアン・アラーノを後半途中から投入したが、枠内シュート3本に抑えられた。

半田のインスタグラムアカウントでは、今月1日の湘南ベルマーレ戦後の投稿に対して「ミスしてヘラヘラするなよ」などといった批判や誹謗中傷の書き込みが見受けられる一方で、「ガンバサポーターはあなたを応援しています」「ともにタイトルつかもうぜ!」「心無い声に負けるな」「町田戦の判定に不満抱いている多いから大丈夫」などと同選手を後押するメッセージも。「批判は全部無視でいい」「誹謗中傷なんか気にするな」というアドバイスや、「町田の黒田剛監督みたいなコメントが多い」といった指摘も見受けられる。

選手やクラブ関係者への誹謗中傷が後を絶たないJリーグ。すでに浦和レッズをはじめ複数クラブが反社会的な内容を伴うSNS投稿への警告を発しているだけに、誹謗中傷投稿主の特定や処分を求める声も挙がっている。

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