傍聴券求め長い列 すすきのホテル殺人 1日午後から母親の2回目の裁判 父親が出廷し尋問行われる予定

札幌・すすきののホテルで男性が殺害され頭部が持ち去られた事件。起訴された親子3人のうち母親の浩子被告の2回目の裁判が1日午後開かれます。札幌地裁前から中継です。

札幌地裁前では、午後1時半から開かれる田村浩子被告の裁判の傍聴券を求める人の長い列が先ほどまでできていました。

去年7月、札幌すすきののホテルで男性が殺害され、頭部が持ち去られた事件では札幌市厚別区に住む、親子3人が起訴されています。

母親の田村浩子被告は娘の瑠奈被告が殺害した男性の頭部を自宅に隠すことを容認したなどとして、死体遺棄ほう助などの罪に問われています。

先月4日に開かれた初公判で浩子被告は、「違う点はいくつかあると思います」と起訴内容を否認しています。

検察側は冒頭陳述で、一家では瑠奈被告が圧倒的な上位者で、浩子被告は犯行を手助けしていたなどと主張しています。一方の弁護側は、浩子被告は頭部が自宅にあることを知っていたが、保管することを認めた発言はしていないなどと無罪を主張しています。

1日の裁判では父親の修被告が出廷し証人として尋問が行われる予定で、親子3人の家族関係や事件前後の家族の間でのやりとりについてどんなことが明らかになるのかが焦点となります。

(c)HTB

© HTB北海道テレビ放送株式会社