広島県内は1日未明から朝にかけて、活発な雨雲の影響で断続的に雨が降り続き、道路への冠水や土砂崩れなどが発生しました。
広島市内では1日未明から激しい雨が降りました。1時間あたりの雨量は広島市中区で44ミリ、廿日市市津田では3時間雨量が77.5ミリと、7月の観測史上最大となりました。
■大江芳樹記者
「こちらが用水路となっていますが、水が溢れて出ており、道路が冠水しています」」
30.5ミリの雨を観測した福山市では、いたるところで道路が冠水しました。
■住民
「大雨というのは聞いてたけど、ここまでとは思わなかった」
福山市幕山台では、住宅のすぐそばに崩れた土砂が流れ込みました。ケガ人はいませんでした。
広島県内のJR在来線は、始発から全線で運転を見合わせています。JRによると、早ければ午後に運転を再開する見通しです。
県はけさ「災害対策本部員会議」を開き、大雨の状況を報告。現時点で県内の被害は確認されていません。
■湯崎知事
「いつ災害が発生してもおかしくない状況となっています。危険な地域にお住まいの方は、 直ちに避難してください」
県内に出ていた土砂災害警戒情報は先ほど全て解除されましたが、1日夜から2日にかけて再び激しい雨が予想され、引き続き土砂災害などに警戒が必要です。
《2024年7月1日放送》