相続税や贈与税を算出する際に基準となる土地の価格「路線価」が7月1日公表され、静岡県内全体の平均は16年ぶりに下落が止まり、横ばいとなりました。
【写真を見る】「コロナ禍から回復、熱海は観光需要が高まる」県内平均「路線価」16年ぶりに横ばい=静岡
路線価は、道路に面した土地1平方メートルあたりの価格です。
県内で最も高かった地点は、45年連続で静岡市葵区の紺屋町名店街呉服町通りの115万円で2023年に比べ、0.9%上昇しました。
県内で最も上昇したのは熱海市田原本町の平和通りで、2023年に比べてプラス10%となりました。
下落したのは1か所で、島田市日之出町がマイナス1.2%でした。
県全体では2009年から2023年まで下落が続いていたため、実に16年ぶりの横ばいとなりました。
今回の結果について不動産鑑定士の木村満義さんは、「コロナ禍からの回復が見られ、全体的に数字が良くなっている。熱海は賑わいを取り戻し、観光需要が高まっている」と分析しています。