Cynthia Kim
[ソウル １日 ロイター] - 韓国税関当局が１日発表した暫定データによると、６月の輸出は前年同月比５．１％増の５７０億７０００万ドルとなった。伸び率は市場予想の６．３％を下回ったものの、９カ月連続で増加した。半導体や自動車に対する強い需要が寄与した。
伸びが予想を下回ったのは、一部のアナリストが営業日数の違いを考慮していないかったことが影響した可能性がある。今年６月の営業日数は２１．５日で、昨年の２３日よりも少ない。
輸入は７．５％減の４９０億７０００万ドルだった。
半導体輸出はメモリーチップ価格の上昇が追い風となり前年比５２．２％増加した。自動車輸出は３．８％増だった。
地域別では米国向けが１６．８％増、中国向けは５．４％増。
ＩＢＫセキュリティーズのエコノミストは「アップルの新製品発売もあり、ＡＩ（人工知能）を巡る世界的なブームが韓国製チップの需要を支え続けることから輸出は下期を通じて拡大し続けるだろう」と述べた。
また、ドル高を背景にウォン安が続き、韓国の輸出を支えるとの見方を示した。
