強風で登山者制止も 富士山の5合目ゲート 登山規制始まる 山梨県

山梨県が1日あたりの登山者数の制限と通行料の徴収を導入した富士山が1日、山開きを迎えました。

山梨県側・吉田ルートの富士山5合目から現場の様子を、服部アナウンサーがいます。

はい、こちらは富士山5合目にある登山者の規制ゲートの前です。

こちらは強い風が吹いていて小雨も降る悪天候ですが、山開きということで多くの登山客で混雑しています。

登山客

「日帰りで朝に登って夕方ごろ帰ってくる予定だったが、(悪天候なので)どうする?」「ギリギリまで待ちます」

今年の山梨県側からの富士登山は基本的には予約制で、登山者は2000円の通行料を支払いリストバンドをもらって山頂を目指します。

そして、弾丸登山対策として5合目にゲートを設置。

県のスタッフ

「午前0時になりました。条例が施行されましたのでゲートを閉めさせていただきます」

日付が変わった午前0時、初めての登山規制が始まりました。

その後、ゲートは午前3時に再び開かれ、通行料の徴収や警備にあたるスタッフが配置につきました。

ただ、ゲートを開いた後も、強風の影響でスタッフが登山者を制止する場面が見られました。

また、午前0時から約9時間にわたって富士スバルラインが通行止めとなり、5合目へ向かう車の列ができました。

この夏の登山規制は、これからの富士山の保全活動の方向性を占う試金石となります。

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