1時間46ミリの激しい雨を上市町で観測…富山県内は1日未明から強い雨 立山町の一部地区に避難指示

富山県内は1日未明から強い雨が降り、立山町では一部の地区で一時避難指示が出されました。

県内は1日未明から広い範囲で強い雨が降りました。
上市町では午前4時から5時までの1時間で46ミリの激しい雨、立山町芦峅で29ミリの強い雨を観測しました。

この雨のため立山町では土砂災害の恐れが高まり、午前7時ごろに芦峅寺地区と千垣地区に避難指示が出され住民10人が避難しましたが、避難指示は午前11時30分に解除されました。

避難した住民によりますと、午前6時ごろが最も激しい雨だったということです。

*避難した住民は
「雨がひどく降っていたので、娘から避難するように電話があった」
「外に出てみたら、ごうごうと泥臭い水がいっぱい流れていた」

降り始めから午前10時までの雨の量は、上市町で115ミリ、立山町芦峅で91ミリなどとなっています。

この大雨で、交通機関にも影響が出ました。

JR城端線は午前5時と6時台の上下線4本で運転を取りやめ、JR高山本線は特急ひだが富山~名古屋間4本運休となりました。

また北陸新幹線つるぎが敦賀~富山間で最大26分の遅れが出ました。

この雨の影響で各地で停電が発生しています。
北陸電力によりますと黒部市で670戸、立山町芦峅寺で110戸が停電しています
今のところ復旧の目途はたっていません。

気象台によりますと、雨のピークは過ぎたものの、3日にかけて雨が断続的に降るとみみられ、2日正午までの24時間に降る雨の量は東部、西部ともに30ミリと予想されています。
気象台は、引き続き土砂災害に注意するよう呼びかけています。

*1日午前11時30分の状況

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