BRICSが穀物取引所創設を支持=ロシア農相

[モスクワ 28日 ロイター] - ロシアのルート農相は28日、プーチン大統領が唱える穀物取引所の創設計画を、新興5カ国のBRICSが支持していると述べた。

モスクワで開かれたBRICS農相会議後、「われわれは同盟関係にある国と協力して取引所の創設と発展に取り組み、BRICS諸国の各国通貨による決済の可能性を高める」と述べた。

ロシアの農産物輸出関連機関の統計によると、ロシア、ブラジル、インド、中国、南アフリカのBRICSは世界の農業用地に占める割合が30%を超えている。また全世界の生産総量に占める比率は穀物と食肉で40%を超え、乳製品で40%近く、海産物で50%超に達している。

ルート氏によると、ロシアは昨年、農業製品の対BRICS輸出が150億ドルに上り、全体の3分1強を占めた。

© ロイター