ドイツの右派政党AfD、党員が大幅増加と発表

Sarah Marsh

[エッセン(ドイツ) 29日 ロイター] - ドイツの右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は6月29日、同国西部エッセンで開いた党大会で、党員数が大幅に増えたと発表した。

AfDは欧州連合(EU)欧州議会選挙での躍進を追い風に、今年実施されるドイツ東部3州の議会選挙での勝利を目指している。

AfDのティノ・クルパ共同代表は、同党の党員が昨年1月以降で60%増えて4万6881人になったと発表した。約2万2000人が入会した一方、4000人が退会した。

AfDは昨年、世論調査で支持率が第2位に躍進した。ショルツ首相率いる連立政権の内部対立や、ドイツ経済の不振を巡る不安、ロシアのウクライナ侵攻に伴う影響を巡る懸念といった不満が背景。

6月に実施された欧州議会選挙では、AfDの得票率は15.9%となり、連立与党3党を上回った。

一方、党大会が開かれたエッセンでは大会に反対する抗議活動が行われ、内務省の推計では約2万人がデモに参加した。

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