百度、最新AIモデル発表 チャットボット利用者3億人到達

[北京 28日 ロイター] - 中国の検索最大手、百度(バイドゥ)は28日、アップグレード版の人工知能(AI)モデル「文心大模型(アーニー)4.0ターボ」を発表した。競争が激しい中国のAI市場で地位保全を図る。

百度は2023年10月に「アーニー4.0」を公開。競合に見据えるオープンAIの「GPT─4」と同水準の性能を持つとしていた。

王海峰・最高技術責任者(CTO)が同社イベントで語ったところによると、最新AIモデルはウェブやモバイルアプリを通じて一般利用が可能。開発者はAIプラットフォーム「千帆」を通じて導入できる。

AIチャットボット(自動応答システム)「文心一言(アーニー・ボット)」の利用者が、サービス開始以来3億人に達したとも述べた。

AIエコシステム「パドルパドル」のアップグレードも発表。現在1465万人の開発者をサポートし、37万の企業や機関にサービスを提供しているとした。

© ロイター