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福島県の須賀川署は26日、自宅前で道に迷っていた80代男性に声をかけて保護した鏡石町本町の須藤悟史さん(53)に署長感謝状を贈った。
同署と須藤さんによると、19日午前9時30分ごろ、須藤さんの自宅前を自転車で何度も行き来する高齢の男性を家族が発見し、須藤さんが不審に思い、声かけした。男性は「道が分からなくなった」「何をしようと思ったか分からなくなった」などと話したという。須藤さんは、行方不明で捜索されている可能性もあると、警察に電話で連絡し、男性に水を飲ませるなど救護活動もした。男性はその後、須賀川市内の自宅に無事帰宅した。
贈呈式は同署で行われた。川上敦署長は「人と人とのつながりが希薄化しているといわれる中で、須藤さんの行動は素晴らしい。今後もぜひ協力してほしい」と語り、須藤さんに感謝状を手渡した。
(県南版)