24年路線価、県内宅地0.8%マイナス 全国2番目の下落幅

四国の最高路線価となった松山市大街道2丁目の大街道商店街=1日午前(撮影・金尾公貴)

 高松国税局が1日公表した2024年分の四国4県の路線価(1月1日時点)によると、愛媛の標準宅地4182地点の評価額の平均変動率は前年比0.8%のマイナスで、17年連続の下落となった。下落幅は前年よりも縮小したが、和歌山県のマイナス1.0%に次いで全国で2番目に大きかった。景気回復に伴う地価の上昇基調が地方圏の一部でも強まり、全国平均が2.3%のプラスとなる一方、四国はマイナスを脱しておらず、回復進度の鈍さが浮き彫りになった。

© 株式会社愛媛新聞社