間もなく急死から4年を迎える三浦春馬さんの芸能界での足跡

大手芸能事務所「アミューズ」の法務部が6月28日、X(旧ツイッター)で、20年7月18日に亡くなった俳優・三浦春馬さんの名前や肖像が、都知事選のポスターで使われていることについて、声明を発表した。

同社は《利用については一切許諾しておらず、当社は東京都選挙管理委員会に対し抗議しております》とし、その理由を《三浦春馬の氏名と肖像(似顔絵)が無許諾で、しかも(後述のとおり)商業目的で選挙ポスターに使用されているという、パブリシティ権の侵害》とした。

「最終的にポスターを掲示した責任者が謝罪する事態となったが、パブリシティ権の侵害、そのポスターで収益化していることが問題だった。三浦さんの死去に関して〝陰謀論〟を唱える動きもあり、事務所は頭を悩ませていた」(芸能記者)

三浦さんは4歳か子役として活動し、1997年にNHKの連続テレビ小説「あぐり」で子役としてデビュー。映画初出演は1999年公開の「金融腐蝕列島・呪縛」だった。

2007年公開の映画「恋空」の大ヒットでブレイクし、「31回日本アカデミー賞」の新人俳優賞を受賞。11年に「大切なことはすべて君が教えてくれた」で初めてフジテレビ系月9ドラマに主演。20歳ながら教師役を演じ話題になった。

16年に米の歌手、シンディ・ローパーが全曲作詞作曲し2013年のトニー賞で6部門を受賞した大ヒットブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」日本版に主演。ハマり役となり代表作となった。

2000年7月18日に急逝。その直後、出演作の映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」が公開され、セカンドシングル「Night Diver」のミュージック・ビデオ(MV)が公開された。

その後も、出演作の、NHKドラマ「太陽の子」が放送され、12月には自身初の時代劇主演映画「天外者」が公開。翌年3月には主人公を導く徳川家康役で出演した「ブレイブ -群青戦記-」が公開された。

各主演・出演作で三浦さんの好演ぶりを堪能していただきたい。

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