岡山、倉敷市内の4ホテルが共同で、大原美術館（倉敷市中央）のモーニングツアー付きプランを企画した。今月20日の宿泊客を対象とし、翌朝に美術館を借り切って名画をゆったりと鑑賞してもらう。
4ホテルは、ホテルグランヴィア岡山（岡山市北区駅元町）、ANAクラウンプラザホテル岡山（同）、岡山プラザホテル（同市中区浜）、倉敷国際ホテル（倉敷市中央）。参加者は現地集合で、開館前の午前8～9時、解説員から名画誕生のエピソードなどを聞きながら館内を巡れる。
各ホテルともツインルームなど3室を用意。宿泊料金はそれぞれ異なり、2人1室2万～4万円―など。倉敷国際ホテルは既に予約で満室となっている。
ホテルグランヴィア岡山が独自に取り組む企業交流会で、同美術館との協業案が持ち上がったのを機に、以前からつながりのある他の3施設に提案。観光客の誘致や岡山での滞在時間の延長、各ホテルの認知度向上につなげようと共同企画が実現した。美術館は倉敷国際ホテルと連携し、朝食付きのモーニングツアーを2022年に開いたことはあるが、4ホテル共同での企画は初めて。
ホテルグランヴィア岡山は「国内でも有数の所蔵品を誇る美術館。特別な時間を楽しんでもらえたら」としている。
