村井宮城県知事「半島という特性上、陸の孤島が多数出てきてしまう」能登半島地震から半年『進まぬ公費解体』職員派遣など支援継続の考え

1日で発生から半年となる能登半島地震について、村井知事は会見で、「建物の公費解体が十分進んでいない」と述べ職員派遣などの支援を続けていく考えを示しました。

村井知事: 「半年経ちましたが、まだ公費解体があまり進んでいない状態。がれきの処理をしながら解体を進めながら次のステップに進んでいく、同時並行に進めていくことが重要なのでは」

村井知事は1日の会見でこのように述べ、職員派遣などの支援を続けていく考えを示しました。宮城県からは現在、富山県に1人、石川県に6人、石川県能登町に4人の合わせて11人を派遣しているということです。

また、村井知事は、被災地の復旧の現状について次のように指摘しました。

村井知事: 「半島という特性上、山が多いので道路が限られている。そこであのような大きな災害が起こった時には、陸の孤島というところが多数出てきてしまう。復旧するにしても道路を直さなければいけないが、それが簡単にいかない」

道路の寸断で上下水道の整備も難しくなっているなどとして、復旧が遅れているとの考えを示しました。

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