テイラー・スウィフト 米女子体操界のスーパースターにエール送る

テイラー・スウィフト(ロイター)

人気歌手テイラー・スウィフトが米女子体操のスーパースター、シモーネ・バイルズにエールを送った。米紙ニューヨーク・ポストの芸能サイト「ページ・シックス」が30日に報じた。

27歳のバイルズは16年のリオ五輪で4つの金メダルに輝き、これまで世界選手権では金メダル23個を含む30回のメダルを獲得した女子体操界のスーパースターだ。バイルズは28日の五輪体操選考会2日目の床運動の冒頭で、テイラーの大ヒット曲「レディ・フォー・イット」を使用。テイラーはX(旧ツイッター)でそれに反応した。

世界的シンガーは可愛い絵文字を交えつつ「何度も(演技を)観たけど、まだ(私は心の)準備ができていない。でも彼女は準備ができている」とNBCで演技が放送された後、パリ五輪へ向けて感動した心境を投稿した。

バイルズはスウィフトの曲に合わせ、トリプルダブルを披露。投稿者によると、トリプルダブルは「世界で最も難しいタンブリングパス」だという。バイルズは19年にミズーリ州カンザスシティで行われた全米体操選手権で女性として初めてこの技を成功させ、歴史に名を残している。

バイルズはビヨンセをフィーチャーしたトラヴィス・スコットの曲「デルレスト (エコーズ)」でルーティンを締めくくり、女子予選前半を1位で通過した。

一方のスウィフトは「エラス・ツアー」のヨーロッパ公演で観客を魅了し続けており、アイルランド公演を終え、今後も4日からオランダ・アムステルダム、ドイツと欧州中を精力的に回る。テイラーからのエールはバイルズのパリ五輪金メダル獲得へ大きな後押しとなるかもしれない。

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