道内路線価 9年連続上昇も伸び率縮小

相続税などの基準となることしの路線価がきょう、公表されました。道内の平均は9年連続で上昇しましたが、上昇率は縮小しました。

札幌国税局が発表したことし1月1日時点での路線価によりますと、道内の最高額は19年連続でJR札幌駅南口の札幌ステラプレイス前で、1平方メートル当たり728万円でした。

上昇率が最大だったのは3年続けて札幌・厚別区の新札幌駅前通りで、16・7%上昇し価格は56万円でした。北海道不動産鑑定士協会の横山幹人理事は「再開発が進んで新札幌自体の魅力が上がり、買い物も教育も医療も完結するようになった。今後も上昇基調は続く」と分析しています。

一方、道内の平均路線価は去年より5・2%上がりましたが、上昇率は1・6ポイント縮小し、都道府県別では去年の1位から4位に後退しました。円安による資材価格の高騰や札幌中心部での再開発計画見直しの動きが影響したとみられています。

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