「意味不明な苦情は無視して」 警察官の暑さ対策に「御理解を」 青森県警の呼びかけにエールが殺到

市民の安全を守るため、暑い日も重装備で警邏する警察官(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「冷却グッズの活用に御理解を」。青森県警察本部はそんな文言を添えて、警察官の暑さ対策を推奨していることを、公式X(ツイッター)アカウント(@AomoriPolice)で発表しました。投稿には支持する声が殺到。「なんでもやってください」「もっともっと働きやすい装備になりますように」など、エールが寄せられています。

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ゲームのステータス画面のようなユニークな画像も

厳しい暑さのなかでも制服、制帽、耐刃防護衣など、重装備で勤務する警察官。職務中に熱中症の疑いになったケースもあり、安全かつ健康的に業務を遂行するためにも、暑さ対策は必須事項です。

そこで青森県警は、職員の健康被害軽減のため、7月1日からサングラスやネッククーラーといった「冷却グッズの活用を推奨」することをXで発表し、理解を求めました。

投稿には、ゲームのキャラクター能力値などをまとめたステータス画面のような画像も。名前やタイプ、クラスなどとともに、装備が細かに記されています。

暑さ対策は全国の警察でも推進

ユーモアたっぷりの投稿には、1.9万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「冷却グッズの使用及びコンビニ利用を支持します。職務お疲れ様です。意味不明な苦情は無視してください。熱中症予防のほうが大切です」「いざというときに警察官が倒れたりしたら大変です」「熱中症予防などに効果あるならなんでもやってください」など、冷却グッズ活用を応援する声が殺到。

また、「職務上仕方ないのかもしれませんが、もっともっと働きやすい装備になりますように」「ベストに空調つけてあげたい……」など、もっと働きやすくなるよう願う声もみられました。

警察官の暑さ対策は、青森県警だけでなく全国的に広がりつつあります。福岡県警も1日から、耐刃防護衣や制服の下に着る冷却ベストなどの導入をスタート。また、島根県警もサングラス着用や、制服姿のままコンビニなどに入店して飲み物などを購入することを認めると発表しています。

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