梅雨入り平年より遅れる 下旬は東日本の太平洋側で雨多かった 6月の天候まとめ

6月の天候まとめ 出典=気象庁HP

 気象庁は1日(月)、6月の天候まとめを発表した。気温は、中旬以降暖かい空気に覆われやすかった北・東日本でかなり高かった。降水量は、北日本の太平洋側でかなり少なかった。一方、東日本の太平洋側と沖縄・奄美でかなり多かった。

 中旬までは梅雨前線が南西諸島付近や日本の南で停滞することが多く、下旬になって梅雨前線が北上し本州付近に停滞することが多くなった。このため、北・東・西日本の各地方で梅雨入り(速報値)が平年より遅く、2週間以上遅くなった所もあった。中旬に梅雨前線の影響を受けやすかった沖縄・奄美は、月降水量がかなり多かった。

 梅雨入りが遅れ、中旬はこの時期としては高気圧が本州付近を覆うことが多かったため、月間日照時間は北・東日本の太平洋側と東日本の日本海側でかなり多く、北・西日本の日本海側で多かった。下旬は梅雨前線が本州付近に停滞することが多く、21日は鹿児島県で、28日は静岡県で線状降水帯が発生した。月降水量は梅雨前線の影響を受けやすかった東日本の太平洋側でかなり多く、西日本の太平洋側で多かった。

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