48Vでeバイクを電動アシスト、ペダルトルクは約8倍に ヴァレオが新システム「Cyclee」初公開へ

ヴァレオの新型eBikeシステム「Cyclee」のイメージ

ヴァレオは、7月3日にドイツ・フランクフルトで開幕する「ユーロバイク2024」において、新型eバイク(eBike)システムの「Cyclee」を初公開する。ヴァレオが6月26日に発表した。

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ヴァレオは車両の電動化分野で市場をリードしており、新しい都市型およびソフトモビリティの形態にも対応していく。2021年に「ヴァレオCyclee」ブランドの下で、サイクリスト向けに自動変速機を統合した高性能な電動アシストソリューションを発表していた。

さらに、専用のアフターサービスを実施し、バッテリーパックの製造とすべての接続機能を提供するために2つのフランス企業と提携。ハンドルバーに取り付けられたディスプレイインターフェースにより、ライダーはシステムのパフォーマンス情報を確認できる。

ユーロバイク2024のヴァレオブースには、ヴァレオCycleeソリューションを装備した「eBikes City」、「Trekking」、「SpeedBike」が展示される予定だ。

ヴァレオCycleeは48V電動自転車アシストシステムで、性能、使いやすさ、さまざまな用途への適応性を兼ね備えた補完的な技術をセット。また、重量が5kg未満とコンパクトかつ軽量なのも大きな特徴だ。

新型のヴァレオCyclee 48V電動自転車アシストシステムは、従来よりも静音性が向上し、全体の電動推進ソリューションの騒音レベルが約マイナス7dB低減されている。この新しいNVH(騒音、振動、ハーシュネス)効率を達成するために、新しいギアジオメトリとカバーに追加されたリブ、ステータースタックに追加されたブリッジが導入されている。

ヴァレオの電動モーターは、現在市場に出回っている大多数の電動自転車に搭載されている24Vまたは36Vモーターよりも効率的だと同社はアピール。トルクは130Nmで、ペダルトルクを最大8倍まで増幅できるため、サイクリストはどんな状況でも快適に走行できる、としている。

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