黒崎ひびしんホールで「稲川淳二の怪談ナイト」開催! 前売り券が発売中【北九州市八幡西区】<PR>

9月16日、黒崎ひびしんホール(北九州市八幡西区岸の浦2-1-1)の大ホールで「MYSTERY NIGHT TOUR2024 稲川淳二の怪談ナイト」を開催します。“怪場”は午後3時、“怪演”は午後4時です。

全席指定席で、料金は前売6600円、友の会6000円、当日7000円(いずれも税込)。前売り券が現在発売中で、黒崎ひびしんホールや北九州ソレイユホール、井筒屋小倉店、松田楽器店、北九州芸術劇場、ウェルとばたで購入できるほか、チケットぴあやローソンチケット、イープラスでも購入可能です。

未就学児の入場はできませんのでご注意ください。

怪談家「稲川淳二」とは 偉業が認められ<怪談の日>制定

稲川淳二さんは、東京都渋谷区恵比寿生まれ、現在76歳。桑沢デザイン研究所を経て工業デザイナーとして活動し、過去には専門学校や短期大学において立体構造の講師として教壇に立ったことも。1996年には個人でデザインを手がけた「車どめ」が、当時の通商産業省選定・グッドデザイン賞を受賞しています。

元祖リアクション芸人、怖い話を得意とする人気タレントとしてテレビで活躍していた45歳の年に、怪談ライブを開始。その反響の大きさに感銘を受け、残りの人生を“怪談家”として没頭することを決意しました。

それから約10年後の55歳の時、タレントとして多忙を極めた絶頂期であるにも関わらず、「自身の怪談を愛してくれる多くのファンに失礼の無いように」と、周囲の反対を押し切り、あらゆるレギュラー番組やドラマ出演から降板。怪談を探求することを第一に考えた結果だったそうです。

昨今は怪談家としての活動のみならず、障害者の子どもを持つ親の見地からバリアフリーや人権がテーマの講演会にも精力的に参加。2021年からはパラアーティストの活躍の場を拡げる団体に助力し、「稲川芸術祭」と称する絵画作品コンテストを開催しています。

2012年には、「MYSTERY NIGHT TOUR 稲川淳二の怪談ナイト」の20年連続公演の偉業が認められ、8月13日が「怪談の日」として一般社団法人日本記念日協会より制定されました。

「MYSTERY NIGHT TOUR 稲川淳二の怪談ナイト」とは

「MYSTERY NIGHT TOUR 稲川淳二の怪談ナイト」は1993年から開始。2020年のコロナ禍においても、コンサート開催における万全の感染症対策マニュアルを手探りで練り上げ、全国ツアーを成し遂げるなど一夏も立ち止まることなく開催しています。

2023年までに通算公演回数は1009公演観客総動員数は約69万人公演で語られた怪談話は494話にも上り、夏の風物詩にもなっています。

いつもオープンニングは笑顔で客席の一人一人に手を振り、「ありがとうー!ただいま!」。稲川さんの登場と同時に観客席から拍手と大歓声が湧き上がります。

怪談ナイトでは、怖い話や不思議な話、やさしい話などノスタルジックで“怖楽しい”縁日のようなひとときを届けています。オンライン配信などでは絶対に伝わりきらない「語り手と聞き手がひとつの空間で共有する空気感」これこそが稲川怪談の醍醐味。怪談話なのに、終演後のロビーにはいつも来場者の満面の笑顔があふれます。

今年も新たな舞台セットを制作

毎年趣向を変えた豪華な美術セットもこの公演の魅力のひとつです。年に一度の夏休み、来場者が帰省して来ると見立て、「稲川爺ぃさん」こと稲川さんの待つ田舎のとある風景。長年変わることのないコンセプトを基に、今年も新たな舞台セットを製作中です(※舞台のサイズや諸条件によって小規模の怪談幕セットで実施する公演もあります)。

今もなお増え続ける新作会談

ライブで語ってきた話だけでも500話近いレパートリーを持ちながら、今もなお新作怪談にこだわり続け、強い制作意欲のある稲川さん。30年以上にわたり、たった独りで話を作り続けています。その年ごとのテーマなどはなく、心霊探訪で拾い集めた“話の破片”が所狭しと部屋中を埋め尽くす工房に篭り、ただ自由に語りたい話を思いのままにまとめているそう。

ミュージシャンが新たな楽曲を作り続けることと同様に、濃密な沈黙の中で新作の怪談をまとめることに費やす時間こそが、稲川さんにとって新たな夏を迎えるためのモチベーションになっているといいます。

人気の心霊写真解説コーナー

ツアーには、心霊写真や不思議な写真を解説する恒例のコーナーも。大型スクリーンに投影した写真を見せて、「怖いでしょ、危ないでしょ……」とただ怖さだけを煽って恐怖を押し付けるようなものではなく、他者には到底マネをすることのできない独自の“心ある写真解説”が人気を博しています。

怖かったり、優しかったり、もの哀しかったり…、それぞれの写真の背景にあるストーリーが稲川さんの言葉で説明されることによって、ただ怖いだけではなく、その見え方や感じ方が大きく変わるとのことです。

9月16日には黒崎ひびしんホール公演 “怪談喜寿”限定グッズの販売も

「MYSTERY NIGHT TOUR2024 稲川淳二の怪談ナイト」は、7月13日〜11月10日まで全国37箇所50公演を開催。北九州では9月16日、黒崎ひびしんホールでの公演が行われ、稲川淳二さんの約90分に及ぶ怪談話や、約30分の心霊写真の解説を行います。

大人気のミステリーナイトツアーグッズの販売もあります。2024年版のTシャツやうちわ、クリアファイルなどの定番グッズに加え、“怪談喜寿”限定商品が登場。注目商品は創業300年を超える京都の老舗、白竹堂の職人が一本一本をすべて手描きで仕上げる“怪談喜寿オリジナル扇子”です。

稲川さんが語る怪談には、夏の夜風や山の緑、川の流れや雪の冷たさを感じます。懐かしさや幼い頃の記憶とつながるような日本の原風景がそこに存在しているからかもしれません。2024年も怖いだけではない、愛とやさしさに包まれる心地のよい穏やかな時間がまもなく訪れます。

詳細は、黒崎ひびしんホールのホームページで確認できます。

※2024年7月1日現在の情報です

<提供:黒崎ひびしんホール

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