五稜郭設計の武田斐三郎(大洲出身)顕彰通じ交流を 市長らが函館市訪問

今後の交流を約束した二宮隆久大洲市長(前列右から2人目)と大泉潤函館市長(同3人目)=1日午後、函館市

 創立30周年の記念事業で、西洋式城郭・五稜郭(函館市)を設計した大洲出身の武田斐三郎(1827~80年)の顕彰に取り組んでいる大洲・喜多経済研究会の会員ら8人と愛媛県大洲市の二宮隆久市長が1日、函館市役所を訪れ、同市の大泉潤市長や藤井寿夫教育長らと面会した。二宮市長の「歴史・文化・観光で交流を」との呼びかけに、大泉市長は「ぜひ(大洲市に)お邪魔したい」と応じた。

 二宮市長が「本年度は武田斐三郎の顕彰を行う。人口が減少する中で、交流人口の増加を図っている」と取り組みを説明。同経済研の篠﨑守良代表幹事は「再度函館を訪れることができてうれしい。交流をお願いしたい」と述べた。大泉市長は「こんなに大勢の方に来ていただいて感激している。今後とも武田斐三郎のつながりをきっかけに交流ができれば」と話した。

© 株式会社愛媛新聞社