中国人女性死亡めぐり 中国IT大手などがSNS投稿規制 反日あおる発言を問題視か

中国で先週、日本人の親子が男に切りつけられ阻止しようとした中国人女性が刺されて死亡した事件をめぐり、SNSを運営する中国のIT大手などが投稿の規制に乗り出しました。

中国で先週、日本人学校のスクールバスを出迎えていた日本人親子が男に切り付けられ、阻止しようとしたバスの案内係の中国人女性が刺されて亡くなった事件を受けて、中国のSNS上では一部のユーザーが、反日をあおる発言や日本人学校に対するデマなどを投稿していました。

こうした事態を受けて、メッセージアプリ「ウィーチャット」の運営する「テンセント」は「中日対立や極端な民族主義をあおっている」などとして、一部のアカウントを閉鎖するなどの処分を行ったと発表しました。

中国SNSの「ウェイボー」や中国版の「TikTok」でも同様の措置がとられていて、中国当局の意向を反映したものとみられます。

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