パリ五輪出場権をかけたOQTが2日にスタート…NBAスターやBリーガーも参戦へ

7月2日から「第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)」出場権をかけた「FIBA男子オリンピック世界最終予選2024(OQT)」がギリシャ、ラトビア、プエルトリコ、スペインの4会場で行われる。

各会場において6チームが2つのグループに分かれ、上位2チームが決勝トーナメントに進出。準決勝、決勝を勝ち抜いた1チームが本戦の出場権を手にする。

オリンピックの組み合わせはすでに決定しており、日本代表(FIBAランキング26位)はドイツ代表(同3位)、フランス代表(同9位)、そしてラトビアで開催されるOQT勝者と対戦する。

ラトビア開催のOQTはグループAがジョージア代表(同23位)、フィリピン代表(同38位)、ラトビア代表(同8位)、グループBがブラジル代表(同12位)、カメルーン代表(同67位)、モンテネグロ代表(同17位)。フィリピン代表のロスターにはドワイト・ラモス(レバンガ北海道)、カイ・ソット(越谷アルファーズ)が名を連ねており、レオナルド・メインデル(アルバルク東京)がブラジル代表のメンバー入りを果たした。「FIBAバスケットボール ワールドカップ2023」で5位の好成績を残したラトビア代表では、クリスタプス・ポルジンギス(ボストン・セルティックス)の欠場が決まった一方、ダービス・ベルターンス(シャーロット・ホーネッツ)がリスト入り。モンテネグロ代表ではニコラ・ブーチェビッチ(シカゴ・ブルズ)が参戦する。

各会場で1枠と狭き門だが、なかでもギリシャ会場は激戦必至。スロベニア代表(同11位)はルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、ギリシャ代表はヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)と、NBAのスーパースターが母国を背負って戦う。スペイン会場のバハマ代表(同57位)も注目のチーム。ディアンドレ・エイトン(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、エリック・ゴードン(フェニックス・サンズ)、バディ・ヒールド(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)を中心に番狂せを狙う。

2日から5日にかけてグループステージが行われ、6日から8日にかけて決勝トーナメントが開催予定。各会場の組み合わせは以下のとおり。

◾️「FIBA男子オリンピック世界最終予選2024」組み合わせ※()の数字はFIBAランキング
・ギリシャ(ピレウス)開催
グループA:スロベニア(11)、ニュージーランド(21)、クロアチア(30)
グループB:エジプト(41)、ギリシャ(14)、ドミニカ共和国(18)

・ラトビア(リガ)開催
グループA:ジョージア(23)、フィリピン(38)、ラトビア(8)
グループB:ブラジル(12)、カメルーン(67)、モンテネグロ(17)

・プエルトリコ(サン・フアン)開催
グループA:メキシコ(25)、コートジボワール(33)、リトアニア(10)
グループB:イタリア(13)、プエルトリコ(16)、バーレーン(69)

・スペイン(バレンシア)開催
グループA:レバノン(28)、アンゴラ(34)、スペイン(2)
グループB:フィンランド(20)、ポーランド(15)、バハマ(57)

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