『アンパンマン』第35作が歴代最高のスタート!『ルックバック』は興収2億突破で2位デビュー【映画週末興行成績】

初登場首位の『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』 - (C) やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV (C) やなせたかし/アンパンマン製作委員会2024

6月28日~30日までの週末映画動員ランキングが興行通信社より発表され、やなせたかし原作による人気アニメの劇場版第35作『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』が初日から3日間で観客動員13万7,000人、興行収入1億7,200万円をあげ、初登場1位に輝いた。昨年公開の前作『それいけ!アンパンマン ロボリィとぽかぽかプレゼント』(最終興収5.2億円)との対比で152.0%の好成績となり、シリーズ最高興収6.5億円を記録した2018年公開の第30作『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』との土日対比で129.0%と歴代最高のスタートを切った。

『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』は、絵本の世界へ吸い込まれたばいきんまんがアンパンマンと力を合わせて大冒険を繰り広げるストーリー。声の出演は戸田恵子中尾隆聖らレギュラー声優陣のほかゲスト声優として、絵本の世界に住む森の妖精・ルルンを上戸彩、森で大暴れするすいとるゾウを岡村隆史が担当している。

2位に、「チェンソーマン」などの藤本タツキの青春漫画をアニメ化した『ルックバック』が初登場。初日から3日間で動員13万5,000人、興収2億2,700万円を記録し、興収では1位の『それいけ!アンパンマン~』を上回る好成績となった。監督は『映画ドラえもん のび太の新恐竜』の演出や、アニメ「ライジングインパクト」シリーズのキャラクターデザインなどを担ってきた押山清高。学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野の声を河合優実、不登校の同級生・京本を吉田美月喜が担当している。

このほか新作では5位に、音に反応して人間を襲う何者かが潜む世界を舞台に、ある一家のサバイバル劇を描いたホラーの第3弾『クワイエット・プレイス:DAY 1』。6位に、台湾出身のジェイ・チョウの監督デビュー作を原案とする京本大我SixTONES)主演のラブストーリー『言えない秘密』。監督は『かぐや様は告らせたい』シリーズや『身代わり忠臣蔵』などの河合勇人

3位は2週連続1位だった『ディア・ファミリー』で週末3日間で動員10万7,000人、興収1億4,900万円を記録。累計成績は動員66万4,000人、興収9億800万円。4位に前週2位で初登場した『九十歳。何がめでたい』が入り、週末3日間の成績は動員9万7700人、興収1億2,300万円。累計成績は動員37万4,000人、興収4億6,800万円を超えている。

今週は、イタリアの自動車メーカー「フェラーリ」の創始者エンツォ・フェラーリを、マイケル・マン監督がアダム・ドライヴァーペネロペ・クルスらを迎えて描く『フェラーリ』、鳥飼茜の同名漫画を奈緒猪狩蒼弥風間俊介らの共演で実写化する『先生の白い嘘』、お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔がテレビから姿を消した後の3年間を追ったドキュメンタリー『アイアム・ア・コメディアン』、アニメーション映画『アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season 第1章』『コードギアス 奪還のロゼ 第3幕』などが公開される。(編集部・石井百合子)

【2024年6月28日~6月30日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位

1(初)『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』:1週目
2(初)『ルックバック』:1週目
3(1)『ディア・ファミリー』:3週目
4(2)『九十歳。何がめでたい』:2週目
5(初)『クワイエット・プレイス:DAY 1』:1週目
6(初)『言えない秘密』:1週目
7(4)『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』:12週目
8(3)『バッドボーイズ RIDE OR DIE』:2週目
9(5)『映画 おいハンサム!!』:2週目
10(6)『帰ってきた あぶない刑事』:6週目

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