クマの人身被害防止へ 前橋市でパトロール強化 群馬

クマによる人身被害を防ごうと、群馬県前橋市は目撃情報の多い赤城南面などで1日から職員のパトロールを始めました。

前橋市内では2021年7月、苗ケ島町と柏倉町で男性がクマに襲われけがを負う事故が相次ぎました。また、今年度に入ってすでに10件の目撃情報が市に寄せられ、ほとんどが赤城南面だということです。

こうした状況を受け、前橋市は赤城南面を中心に2022年から、クマの目撃が増える7月から10月の期間に、職員によるパトロールやカメラによる監視を強化しています。

1日はパトロールの出発式が前橋市の富士見支所で行われ、市や県の関係者など約20人が参加しました。

出発式で小川市長は「安中市では住宅に熊が侵入する人身事故も発生していて憂慮すべき状況が続いている。地元住民の皆さんが安心して生活できるよう関係者の皆様の連携をお願いします」と挨拶しました。

そして、「熊出没注意!」と書かれたステッカーを貼った車両が見回りに出動していきました。

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