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兵庫県警県民広報課が、公式ホームページ(HP)を大幅に刷新した。これまでは、統一性のない配色のバナーが乱立し、メニューの項目も「警察目線」で設定していたが、見やすさを意識した「ユーザー目線」のデザインに切り替えた。(小川 晶)
県警は、2017年にHPを改良。警察官のイメージ写真を大きく配するという他の都道府県警でも定番のデザインで、その横に「公安委員会」「各種統計」など10項目のメニューを置いた。
一方で、その下にも「各種手続」や「雑踏警備」など7項目のメニューバーがあり、導線が分散していた。さらに、特殊詐欺の注意喚起など各部門の要望に応じてバナーを追加していった結果、「見にくい」「分かりにくい」といった声が寄せられるようになったという。
今年5月1日にリニューアルした新しいHPは、イメージ写真を撤廃し、県警がPRしたいコンテンツはスライド式のバナーに集約。ページごとのアクセスを分析し、運転免許、採用試験、落とし物などの項目を「よく使われるメニュー」として大きく表示した。
全体的な配色も、青と緑の2色を基調とした。自然豊かな兵庫の海と山を意識したといい、ユーザーの視覚的なストレスを緩和する狙いがあるという。
フェイスブックやX(旧ツイッター)など交流サイト(SNS)の公式アカウントのリンクも最上段に配置。半年ほどかけてデザインなどを考えてきた県民広報課企画広報係の三ッ國篤志巡査部長(47)は「犯罪の発生など注意喚起をしたい情報は、スピード感のあるSNSを活用するので、ぜひ登録してほしい」と呼びかける。
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兵庫県警は、1874(明治7)年に前身の「警視課」が設置されてから150年となるのに合わせ、組織や犯罪データの変遷などをまとめた特設ページをHPで公開した。スライド式のバナーや「県警察の紹介」からアクセスできる。