山形新幹線の新たなトンネル 仮称「米沢トンネル」の整備促進求め超党派議員連盟発足

米沢市と福島県を結ぶ、山形新幹線の新たなトンネル・仮称「米沢トンネル」の整備促進を目的とした超党派の県議会議員連盟が1日発足しました。

JR奥羽線の米沢駅と福島県・庭坂駅の間に整備が計画されている山形新幹線の仮称・米沢トンネルは長さ23キロ余り、事業費およそ1500億円を見込み、工期は着工から15年程度と想定されています。トンネル整備が実現すればこの区間の走行速度は200キロ以上で走ることが可能となり、10分以上の時間短縮が実現するということです。また、トンネルはフル規格新幹線の基準を満たす予定です。

トンネル整備の早期実現に向け、県内の機運醸成を図ろうと、県議会の超党派議員連盟が発足し、第1会派・自民党と公明党、第2会派・県政クラブの県議合わせて19人が立ち上げに参加しました。1日は、会長として自民党県連の森谷仙一郎幹事長が選任されたほか、議員連盟として、県の関係部局と連携し、国やJR東日本に要望していくことなどを確認しました。

山形新幹線米沢トンネル(仮称)早期実現議員連盟・森谷仙一郎会長「米沢トンネルというのはこのトンネルを通じる中において山形県内の発展がその先にあるということで我々の方においても一つになった形で国の方に要望を持っていきたい。その観点から会派を超えた超党派で設立させていただいた」

議員連盟では、今後トンネル整備にまつわる勉強会を開くことにしているほか、福島県議会の議員にも整備促進に向けて活動への協力を求めていくことにしています。

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