北の失敗した弾道ミサイル1発が「平壌」近隣に落下?=韓国

北朝鮮が1日、弾道ミサイル2発を10分間隔で発射した中、2発目のミサイルがピョンヤン(平壌)近隣など北朝鮮の内陸に落下した可能性が取りざたされている。

韓国の合同参謀本部はこの日「わが軍は、ファンヘナムド(黄海南道)チャンヨン(長淵)一帯から午前5時5分ごろと5時15分ごろ、北東に向けて発射されたミサイル2発をそれぞれ捉えた」と明らかにした。

北朝鮮による今回のミサイルは、“北朝鮮版イスカンダル”と呼ばれる「火星11型KN-23」と推定されている。

合同参謀本部の公報室長は、この日の定例会見で「2回目に発射された北朝鮮のミサイルは、初期の段階で非正常にに飛行した可能性がある」とし「非正常飛行の過程で爆発したのなら、その残骸が内陸に落下した可能性もある」と伝えた。

一部では「北朝鮮による2回目のミサイルは、平壌近隣に墜落したおそれがある」という見方も出ている。

軍の関係者は「2発目のミサイルは120余キロメートル飛行した後にレーダーから消えたため、落弾の地点を正確に知るのは難しい」としながらも「平壌の方に行った可能性があるとみている」と語った。

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