その児童は、冒険家の遺志を継ぎ1025キロ踏破を目指す

プロジェクトについて話し合う松原煌さん(右)と美佳さん親子。阿部雅龍さんの遺志を胸に踏破を目指す=30日、大船渡市大船渡町

 「失敗を恐れずにチャレンジし、成長した姿を見せたい」。雫石町長山の西山小6年の松原煌(こう)さんは、長距離自然歩道「みちのく潮風トレイル」(八戸市-福島県相馬市、1025キロ)を踏破するプロジェクトを立ち上げた。かつて共に歩き、脳腫瘍のため41歳の若さで急逝した冒険家阿部雅龍(まさたつ)さん=秋田市出身=の遺志を継ぎ、自ら企画した。夢に向かって努力する大切さをかみしめ、力強く一歩を踏み出す。

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