未明に降り続いた大雨。
県内の被害などをまとめました。
辺りが寝静まる中、非常に強い雨が降り注いだ広島市内…。
スマートフォンにも避難を促すメッセージが届きました。
雨雲レーダーの動きをみると午前2時ごろから赤やオレンジが目立つようになり、午前3時40分ごろには廿日市市や坂町、熊野町に紫で表現された雨雲がかかっていました。
そして、夜が明けると各地で被害が…。
【向井記者】
「西区己斐上の土砂崩れがあった現場に来ています。幅10m以上ある庭の一部が崩落していてフェンスや遊具なども下に落ちています」
住民によると、午前3時半ごろ「ドン」という音が聞こえたといいます。
【高橋記者】
「午前10時半の坂町です。斜面から土砂と木々が崩れ落ち道路は通行止めになっています」
福山市でも住宅裏ののり面が崩れ土砂が押し寄せました。
【住民】
「4時過ぎかな…はじめドンとなってそれからもう一回大きな(音が)屋根が押しつぶされるときの音」
また福山市引野町ではアンダーパスが冠水しました。
こうした中、広島市安芸区では…。
担当者が砂防ダムを点検。
この地区は2018年の西日本豪雨で土石流が発生しており、今回再び既定の雨量に達したため、土石流がたまっていないかなど異常の有無を確認していました。
【中国地方整備局 広島西部山系砂防事務所・板持祐次建設専門官】
「上流側に大きな石や土砂、流木がたまっていないし、水の濁りも多量の土砂を含むような水でもないのが見てわかったので、この山王川については異常はいまのところ発生していない」
Q:ひと安心?
「そうですね」
一方、毎年この時期に開園し多くの子供たちでにぎわう広島市中区の「中央公園ファミリープール」。
【みどり生きもの協会・磯谷正宏課長】
「台風がきたときは閉めるが、雨については開園すると決めていますので」
近くに新スタジアムができて初めての開園でしたが、昼の時点で来園者は「4人」でした。
【来園者】
Q:どうですか?
「楽しい!」
今シーズンは9月1日まで開かれるということです。