妙楽寺 あじさいまつり 花を愛で、催し楽しむ 多摩区長尾の風物詩活況  川崎市多摩区・川崎市麻生区

オープニングを飾った子供太鼓=提供

28種約1千株のアジサイが境内を彩り、「あじさい寺」として知られる多摩区長尾の妙楽寺で6月16日、第26回「長尾の里あじさいまつり」が開かれた。同実行委員会が主催した。

今年は市制100周年事業を冠して開催。長尾子供太鼓の演奏を皮切りに出店コーナーでは新鮮な地場産野菜、アジサイ苗、和菓子、くずもち、焼き菓子、あられ、おにぎり、飲み物などが販売され、本堂では長尾小児童の絵画や愛好家による写真の展示もあった。

長尾の里あじさい保存会の井田光政会長は「前日の雨で、あじさいは生き生きして笑っているように感じる。妙楽寺を始め、多くの協力者に感謝する」とあいさつ。実行委員長を務めた井田良一さんは「天候に恵まれ、野点や各催し物をゆっくり楽しみながらあじさいを愛でていただきたいと」話した。毎年訪れているという親子は「天真爛漫な長尾子供太鼓の演奏に毎年心を洗われる」と話していた。

妙楽寺の溝江光運住職は、「いまや『妙楽寺』より、『川崎のあじさい寺』として皆さんに親しまれている。今年はアジサイも良い咲き具合なので、今月いっぱいは十分に楽しんでいただける」と語った。

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