前町長が汚職で辞職 石川町長選挙は前副町長が初当選 町政立て直しへ 福島

前町長が汚職事件で逮捕・起訴され辞職したことに伴う、福島県石川町の町長選挙は、30日投票が行われ、新人で前副町長の首藤剛太郎さんが、初当選しました。

石川町の町長選挙は30日、投開票が行われ、無所属の新人で前副町長の首藤剛太郎(しゅどうごうたろう)さんが6362票を獲得し、相手候補を大差で破り初当選を果たしました。投票率は58.61%で前回の69.98%を大きく下回り、これまでで最も低くなりました。

一夜明け、役場に初登庁した首藤さんは当選証書を受け取ったあと、職員を前に前町長の汚職事件で揺れる町政の正常化に向けて決意を示しました。

石川町・首藤剛太郎町長「入札に関する制度の見直し、監視体制を強化し、再発防止を図っていく」

石川町では現在、一連の汚職事件を受けてすべての入札が止まっていますが、今年12月の開園を延期した町の認定こども園について、首藤さんは、来年度の開園を目指して暫定的に入札を行う考えを示しました。

首藤町長「入札の恣意性を排除して、できるだけ競争性を高めた中で、執行させていただくと議員のみなさまにはお話しさせていただいていた。できるだけ早い段階で入札し、整備を図っていく」

首藤さんの任期は、30日から4年間です。



© 株式会社テレビユー福島