石川県、公費解体の完了“4%”にとどまる 能登半島地震から半年

能登半島地震から半年。地震の影響で264棟が焼失した石川県輪島市の朝市通り周辺の現状を中継でお伝えします。

元日の地震により264棟が焼失した輪島朝市通り周辺です。こちらではつい先ほどまで、公費による解体作業が行われていました。

石川県はおよそ2万2000棟の解体を想定していますが、半年がたっても作業を終えたのはわずか911棟にとどまっているのが現状です。

70代の男性は、「復興が進んでいる印象はない。片付かない自分の倒れた家を見ているのは苦しい」と胸の内を明かしてくれました。

また先ほど、朝市組合の方々が、地震が発生した午後4時10分に合わせ黙祷をささげました。組合長の男性は、「とにかく一日も早く、この場所で朝市を復興させたい」と話していました。

住民が復興を実感するまでには長い道のりが待ち構えています。

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