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福島県内ではクマに襲われ、けがをする人が相次ぎ、中通りと会津に「ツキノワグマ特別注意報」を出した県は、福島市でチラシを配り注意を呼びかけました。
先月28日、会津美里町で男性がクマに襲われて、重傷を負ったほか、24日には喜多方市でも、女性がけがをしました。
人への被害が相次いでいることを受け、県は中通りと会津に出されていた「ツキノワグマ出没注意報」を「特別注意報」に引き上げました。
こうした中、1日は福島市の農産物直売所で、県職員や警察官などがチラシを配って、訪れた人に注意を呼びかけました。
クマに詳しい県の野生動物調査専門官は去年、里に降りて農産物を獲り、味を覚えたクマが多く出没していると指摘します。
福島県野生動物調査専門官 溝口俊夫獣医師「クマは特に甘いものが大好物なのでトウモロコシや果樹を狙う。簡単に(農作物が)手に入るというのが分かってきたので、大胆になって山から降りてきているというのが今の状況」
今年度、県内では300件を超えるクマの目撃情報があり、過去最多のペースで増え続けています。特に山のエサが減る7月、8月は農地に出没するクマが多くなるとみられ、県は引き続き警戒を呼びかけています。
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