【卓球】張本兄妹がアベックV 兄・智和は3冠を達成し五輪に弾み「美和と一緒に優勝できたことも感慨深い」

4月のワールドカップ個人戦ではともに銅メダルを手にした張本智和選手と張本美和選手

◇WTTコンテンダー チュニス(6月30日、チュニジア)

男子シングルス決勝では張本智和選手が、宇田幸矢選手を4-3(9-11、11-7、9-11、11-6、11-7、4-11、11-9)で下して優勝を飾りました。

最終ゲームまでもつれる戦いの末に日本人対決に勝利。さらに、松島輝空選手とのペアで挑んだ男子ダブルス、早田ひな選手とペアを組んだ混合ダブルスに加えて、シングルスでも優勝する3冠を達成し、開幕まで1か月としたパリ五輪へ向け、はずみをつけました。

また妹の張本美和選手は大藤沙月選手に4-0(12-10、11-8、11-8、11-3)でストレート勝利。兄妹でアベック優勝を飾りました。

兄・智和選手は自身のSNSで「シングルス、混合ダブルス、男子ダブルスで優勝できました!初めてWTTで3冠を達成できてとても嬉しいです!そして美和と一緒にシングルス優勝できたことも感慨深かったです」と兄妹の写真とともにつづりました。

次戦タイで行われるWTTスターコンテンダーバンコク2024がパリ五輪前の最終戦。張本智和選手は、シングルス、男子ダブルス、混合ダブルスにエントリーしています。

混合ダブルスは今回の優勝で2位のペアにポイントで接近。中国ペアの世界ランク1位がすでに確定している中、上位2位までのトップシードの枠獲得へ向けて大事な試合となります。

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