女子日本代表 パリオリンピック2024出場メンバー12人が決定

パリオリンピック2024に出場する女子日本代表チームの選手を発表した眞鍋政義監督【写真:月刊バレーボール】

パリオリンピック2024に出場する女子日本代表チームの選手12人が7月1日(月)に都内で行われた記者会見で発表された。

記者会見の始めに眞鍋政義監督は「(経験したなかで)オリンピック出場決定が一番遅くなったなか、ネーションズリーグ(VNL)を通して最高のメンバーを選んだ」と話し、出場選手12人と交替選手1人を発表した。

先日発表された男子日本代表では、リベロは12人中1人の編成だったが、女子日本代表では小島満菜美と福留慧美の2名が選出された。リベロを2名選出した理由について眞鍋監督は「日本はディフェンスが生命線。VNLで試したり、スタッフと何度も協議を重ねた結果として、2人を使い分けながら世界と戦いたい」と述べた。

また12人とは別に条件次第で交代可能な交替選手には山岸あかねが選出された。選考理由については「女子日本代表チームで13人目の選手は大きな割合をしめる。どんな状況でもチームのために献身的に働いてくれる彼女の見えない力は最後のワンピースになる」と説明された。

また、VNL後に検討するとしていたオリンピックでの目標については選手、スタッフ全員で話し「メダル獲得に挑戦」に決まったこともあわせて発表され、「難しい目標だが、VNLでの銀メダル獲得は選手の自信につながった。選手に強い気持ちがあれば可能性はある」と話し、「(大会まで短い期間だが)セッターとの速いコンビの精度を上げること」が今後の課題とした。

パリオリンピック予選ラウンドの組分けは6月19日(水)にバンコク(タイ)で行われた抽選会で決定しており、日本はブラジル、ポーランド、ケニアと同じB組となっていた。パリオリンピックのバレーボール競技(女子)は、7月28日(日)から8月11日(日)までパリ(フランス)のパリ南アリーナ1で開催される。日本は予選ラウンドで7月28日(日)にポーランド、8月1日(木)にブラジル、3日(土)にケニアと対戦する。

出場メンバーは下記の通り。

パリオリンピック2024出場メンバー(12人)

※ポジション表記はOH=アウトサイドヒッター OP=オポジット MB=ミドルブロッカー S=セッター L=リベロ

1 岩崎こよみ(埼玉上尾メディックス)/175cm/S

2 林 琴奈(JTマーヴェラス)/173cm/OH

3 古賀紗理那(NECレッドロケッツ川崎)/180cm/OH ※キャプテン

4 石川真佑(イゴール・ゴルゴンゾーラ・ノヴァーラ[イタリア])/174cm/OH

6 関 菜々巳(プロセッコDOC・イモコ・バレー・コネリアーノ[イタリア])/171cm/S

8 小島満菜美(NECレッドロケッツ川崎)/158cm/L

10 井上愛里沙(ヴィクトリーナ姫路)/178cm/OH

11 山田二千華(NECレッドロケッツ川崎)/184cm/MB

12 福留慧美(デンソーエアリービーズ)/162cm/L

15 宮部藍梨(ヴィクトリーナ姫路)/182cm/MB

20 荒木彩花(久光スプリングス)/184cm/MB

21 和田由紀子(公益財団法人日本バレーボール協会)/174cm/OH

監督 眞鍋政義(公益財団法人日本バレーボール協会)

※所属は2024年7月1日時点

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