梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込み、大雨に見舞われた大分県内。日田市と中津市、玖珠町に土砂災害警戒情報が出され厳重な警戒が必要です。
停滞する梅雨前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込み、県内では大気の状態が非常に不安定となりました。
午後5時までの24時間に日田市で257.5ミリ、日田市椿ヶ鼻で215ミリ、中津市耶馬渓町で160.5ミリの雨を観測。日田市と中津市、玖珠町には土砂災害警戒情報が発表され、合わせて、午後3時時点で28400世帯に避難指示が出されました。
（避難した人）「前に川の水があふれたことがあるので、やっぱり今は早めに来る」
（渡辺キャスター）「日田市の天ケ瀬温泉街です。旅館には水が迫ってきています。近くの露天風呂を見ると濁流が上がってきそうな勢いです」
（地元の人）「いつもよりも水量も多く流れが激しい。そんなに降らなければいいなと思う」
雨の影響で、JRは日豊本線のソニックや久大本線のゆふ・ゆふいんの森などの特急列車が運休。また、日田市、中津市の小中学校と高校、合わせて8校で臨時休校となりました。
大分地方気象台は1日夜にかけて、土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。
