被爆者が約6800人減少 平均年齢は85.58歳に ”被爆の実相”どう伝えるのか

広島や長崎で被爆し「被爆者健康手帳」を持つ人は、今年3月末時点で去年より6800人あまり減少し、平均年齢は85.58歳となりました。

厚生労働省によりますと、今年3月末時点で「被爆者健康手帳」を持つ全国の被爆者は、10万6825人で去年より6824人減っています。

被爆者の平均年齢は85.58歳と前の年より0.57歳高くなり、被爆者の高齢化は一段と進んでいます。

今年は原爆投下から79年になりますが今もロシアによる核の威嚇をはじめ中東や東アジアなど世界情勢は厳しく核兵器の危うさは増すばかりです。

被爆者の高齢化の一方で被爆の実相を世界にどう伝えていくのか、より一層、大きな課題となっています。

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