アユ釣り解禁も「痩せ気味」 広瀬川は水不足で例年と違う光景に〈仙台〉

初夏の風物詩、アユ釣りがきょう(7月1日)解禁されました。しかし、仙台市内の広瀬川では水不足により、例年より小ぶりなアユが目立っています。

記者リポート
「広瀬川の堰に来ています。現在ほとんど水が流れておらず、アユが遡上するのが難しい環境になっています」

水量が毎秒0.4トンと、渇水の判断基準を大きく下回った広瀬川の中流では1日朝、アユ釣りを楽しむ人の姿は見られませんでした。一方、上流の方では一定の水量があるようにも見えましたが…。

釣り人
「(水位は例年の)3分の1か半分くらい。いつもは対岸の岩が浸かっている」
「身の付き具合はちょっと痩せ気味だが大きさは例年並みですね」

例年に比べて、水位が低い影響でエサとなるコケが少なく、全体的に小さく痩せ細ったアユが目立ちました。一方で、広瀬川の天然アユの遡上は、去年やおととしに比べて多いということです。アユ釣りは8月にかけて最盛期を迎えます。

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