校内ラベンダーでポプリを販売  四谷中「ハンズ部」の挑戦 八王子市

DIYや手芸などに取り組むハンズ部。現在は10人で活動している

四谷町にある四谷中学校(長田克校長)には、「ハンズ部」と呼ばれる部活動がある。

木工製作などのDIYや手芸など「なんでも自分でつくってみよう」をテーマに活動している。過去には木箸や靴下、浴衣などを製作。そんな同部は今年4月、校内で栽培しているラベンダーからつくったポプリを、元八王子町で行われた「元八マルシェ」で販売、約100個を完売させた。

香り強く好評

同校では2018年から、地域の園芸ボランティアにより、敷地内でラベンダーを栽培している。収穫できたものをポプリにして配ったところ、「香りがしっかりと強く好評だった」という。

そこで長田校長は、ハンズ部に約半年後に行われる元八マルシェに出店することを提案。部員らは当初驚いたが、「商売なんてやったことがない。やってみたい」と完売を目指して手のひらサイズのポプリを製作することになった。

当日部員たちは、手づくりのポプリを持参し、売り子として店頭に。手製のチラシを配りながら「いい匂いがしますよ」などと来場者に話しかけ、完売まで売り切った。部員からは「普段何気なく物を買っているけど、売るのが大変なことがわかった」「チラシを手に持って買ってくれた人がいてうれしかった」という声が聞かれるなど、奮闘した様子が垣間見えた。

同部では今回の経験をもとに、また新たにポプリを製作して販売することを計画中だ。

ハンズ部製作のポプリ(左)と出店した元八マルシェでの様子

© 株式会社タウンニュース社