六角橋北町自治会 町内散策で防災学ぶ 消火栓の使い方など実践 横浜市神奈川区

消火栓の蓋を開ける様子(提供写真)

六角橋北町自治会の「北町ぼうさいアクション」(代表/浅井雅美さん)は6月16日、「北町学ぼうさいウォーク」を開催した。神奈川消防団第7分団の協力。

大地震や火災などのもしもの災害が発生した時に、身近な地域の正しい避難コースや危険な場所を知ってもらおうと企画したもの。防犯をテーマに昨年10月に行ったハロウィンウォークに続く2回目の開催となった。

当日は、親子ら50人以上が参加した。それぞれ「神橋小学校周辺」「旧交通安全センター周辺とゆずりあい坂」「水道道沿いと北町長坂」「六角橋中学校周辺」の4つのコースに分かれてまちを散策。各コースでは、まちの危険個所を探す、スタンドパイプ式初期消火器具を使う時に必要な消火栓の蓋を開ける、まちの消火器を探すという3つのお題に挑戦した。全エリア内に消火栓は30カ所、消火器は24カ所設置されており、参加者らはそれぞれの場所を確認しながら、実際の重さなども体感。各お題をクリアしながら、共通のゴールである北町自治会館を目指して約1時間のウォーキングを楽しんだ。

「実際に地域を歩いて探すという形式にしたことで、子どもたちも興味津々で楽しく歩いてくれてよかった」と浅井さん。「地域にある防災設備の場所や使い方のほか、細い道や建物が密集している場所など、災害時に危険なエリアも確認できたのでは」と話し、最後は参加者全員で互いの発見を伝え、防災意識を高めた。

© 株式会社タウンニュース社