イタリア製造業PMI、6月45.7 3カ月連続の50割れ

[ローマ 1日 ロイター] - HCOBグローバルがまとめた6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は45.7と、好不況の分かれ目である50を3カ月連続で下回った。生産と新規受注が低迷した。

5月の45.6とほぼ同水準だった。ロイターがまとめた市場予想である44.4は上回った。

HCOBのエコノミスト、タリク・カマル・チョードリー氏は「イタリア製造業は依然、確実に縮小している。春に一時的に上向いたが、急速に失速した」と述べた。

PMIは過去15カ月中14カ月で50を下回っている。

生産指数と新規受注指数はともに50を大幅に下回った。生産指数は前月の46.8から44.6に低下。新規受注指数は42.4で、前月の42.3とほぼ変わらずだった。

雇用指数は48.7から49.5に上昇した。

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