「こども誰でも通園制度」 試験的スタート 現場からは「保育士が足りない状況でやってくれと言われても」

親が働いていなくても、こどもを保育所などに預けられる「こども誰でも通園制度」が大阪市で7月から試験的に始まりました。

大阪市住之江区の認定こども園で試験的に始まった「こども誰でも通園制度」。

市民なら、「親の就労状況」に関わらず1時間あたり300円、こども1人あたり1カ月で10時間まで利用することができます。

【1歳児の母親(30代)】「自分の時間が少しでもほしいのと、子どもも同じ年の子と遊べたら楽しいだろうなと思って」

【1歳児の母親(30代)】「働いていない人でも、短時間でも預けられるのは、利用しやすくていいんじゃないかな」

保護者からの需要はある一方で、施設側は、保育士不足が大きな課題だと指摘します。

【森岡学園・市田守男理事長】「保育士が足りない状況の中で、この制度をやってくれと言われても、補助の後ろ盾がなかったらできないんじゃないかな」

国は、2026年度からすべての自治体での実施を目指していて、先週から、課題を検討する会議を開いています。

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