路線価 埼玉県内の平均変動率3年連続上昇

 相続税や贈与税の算定基準となる土地の価格、「路線価」が1日、公表されました。

 埼玉県内の平均変動率は、2.1%で、3年連続で上昇しています。

 路線価は、主要道路に面した土地1平方メートルあたりの評価額で、国税局が毎年、この時期に公表しています。

 関東信越国税局によりますと、ことし1月1日の時点で算定した県内1万5900地点の平均は、去年と比べて2.1%上がり、3年連続で上昇しました。

 県内15の税務署、それぞれの最高路線価は、大宮や浦和など10か所で上昇しました。

 県内で路線価が最も高かったのは、さいたま市大宮区桜木町2丁目「大宮駅西口駅前ロータリー」で、1平方メートルあたり529万円でした。

 去年と比べても11.4%上昇していて、33年連続でトップです。

 調査を担当した不動産鑑定士は、「大宮駅は鉄道交通の要衝地で、賃貸ビルの空き部屋が少なく、家賃は高止まりの傾向にある。再開発事業などの発展も期待され、地価は引き続き、上昇傾向にある」と分析しています。

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