大雨の影響

現在、梅雨前線が西日本を通って東日本へ伸び、停滞しています。滋賀県では、大気の状態が非常に不安定となっています。米原市では、土砂崩れも発生しています。県内では1日午後5時半現在、湖北・湖東・近江西部に大雨警報が発表されています。北部では、土砂災害に警戒してください。

この雨の影響で、米原市伊吹では、1日午前10時過ぎ、住宅裏の山の斜面が崩れて、土砂が住宅1軒に流れ込みました。住民はすでに避難していて、けが人はないということです。米原市は、午前11時に、レベル5となる「緊急安全確保」を発令し、伊吹自治会の127世帯・313人に直ちに安全を確保するよう求めました。避難所となった伊吹小学校には、午後4時現在、43人とペットのイヌとネコあわせて8匹が避難しているということです。

彦根地方気象台によりますと、6月30日午前2時の降り始めから7月1日午後3時までの降水量は、長浜市余呉町柳ケ瀬で99ミリ・米原市朝日で79ミリとなっています。滋賀県では、これまでの雨で地盤の緩んでいるところや、河川が増水しているところがあります。2日夜遅くにかけて、降水量が増える見込みで、土砂災害などの危険度がさらに高まる恐れがあります。

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