大雨による浸水をいち早く…“浸水センサー”実証実験 去年7月に大雨被害の秋田市では20カ所設置

秋田朝日放送

去年7月の記録的大雨で秋田市では浸水や内水氾濫の被害が多く出ました。大雨による浸水をいち早く把握するセンサーの実証実験が始まりました。

秋田市広面の谷内佐渡地区にセンサーが設置されました。浸水が起きた場合、このセンサーが重要な役割を担います。浸水センサーの実証実験は国土交通省が参加自治体を公募し、今年度秋田市と能代市がモデル地区として選ばれました。
このうち秋田市では、去年の大雨で浸水被害のあった広面・八橋・手形などの水路の近く合わせて20カ所に設置されました。地面から10cmの高さに設置されたセンサーが10分間水に浸かった状態が続くと自動で信号が送られ、国の浸水状況表示システムに反映されます。
現在は機材だけでもおよそ4000円のコストがかかっていますが、将来的にはより低価格に500円玉ほどの大きさまで小型化することを目標にワンコイン浸水センサーと名づけられています。実証実験の期間は1年間でその後の運用については実験の結果を踏まえて検討していく考えです。

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