「さっさと国に帰ってほしい」人気ストリーマー、海外選手に対する発言で謝罪

プロeスポーツチーム「FENNEL」が2024年6月28日、所属ストリーマー「mittiii」さんの配信中に不適切な発言があったとし、Xで謝罪した。

切り抜き動画が拡散、「差別的」と批判相次ぐ

発端となったのは、27日に開催された人気FPSゲーム「VALORANT」の大会、「VALORANT Challengers Japan 2024」だ。mittiiiさんは同日、ライブ配信プラットフォーム「Twitch」で、大会の公認を受けて、参加チームの試合を観戦する「ウォッチパーティ―」を行っていた。

配信の中で、mittiiiさんは参加チーム「SCARZ」所属で、オーストラリア出身のtixx選手に向けて「さっさと自分の国に帰ってほしい」と発言。これは、tixx選手が敗戦した他チームの戦いぶりについて、「やる気がない」という趣旨の批判を行ったことに対する反論と見られ、mittiiiさんは「全力でやるのは前提で。(負けたチームは)全力でプレーしてるチームだと思ってるから」とも擁護していた。

X上では、mittiiiさんが国を引き合いに出した部分の切り抜き動画が拡散し、「差別的」「tixxが何言ったにしても公式で差別発言はNG」「tixxもよくなかったけど発言内容は圧倒的にmittiが悪い」などと波紋を広げていた。

「本質的にズレた表現をした自分が社会的に非があったと思います」

批判を受けてか、mittiiiさんは同日夜にXで、「自分の発言に対して過度すぎる表現、ワードチョイス誰々が悪い云々なし本質的にズレた表現をした自分が社会的に非があったと思います」と投稿。「自分が大勢の人間に見られて自分が大勢の人間に見られて影響力があるという認識も足りておらず自分の発言も周りのシーンに影響を及ぼすことをしっかりと理解しました。 本当に申し訳ないです」と謝罪した。

FENNEL公式Xも28日、mittiiiさんについて、「配信中に他チーム所属選手に対し不適切な発言を行い、多大なるご迷惑とご不快な思いをおかけしましたこと深くお詫び申し上げます。今回の発言は、我々のチームの理念や価値観に反するものであり、このような言動は決して許されるものではありません」と謝罪。本人に厳重注意を行い、再発防止を講じると説明した。

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